和食器売場を構成する商品には、[飯碗,湯呑,皿,鉢,急須,マグカップ,コーヒー碗皿,箸置き,花瓶,ポット,徳利]などがあります。本書では、和食器のメイン商品5アイテム [飯碗,湯呑み,皿,鉢,急須] に焦点を当てたMDプランを解説します。本書を読んで、[飯碗,湯呑み,皿,鉢,急須]のプライスゾーンを決めます。[アイテム別型数]と[アイテム別什器台数]を決めます。商品1点のスペースを決め、[アイテム別展開数]、[アイテム別棚段数]を算出します。アイテムごとの[関心度別型数]や[プライス別型数]も決めます。それらの算出法も解説しています。プライスゾーンについては、例えば飯碗のプライスゾーンを800円から5,000円、中心プライスは1,600円とし、ベターの価格帯は2,000~5,000円、モデレートは1,000円以上2,000円未満、バジェットは800円以上1,000円未満と決めました。大分類は、「アイテム」を重視したA案と「グレード(収入・価格帯)と単品・コーディネート」を重視したB案、B案にキャラクターを加えるC案の3つを紹介します。実践MDシリーズNo.37 【和食器のマーチャンダイジング】 目次CHAPTER1 ターゲットの設定CHAPTER2 プライスゾーン 1)[飯碗,湯呑み,皿,鉢,急須]のプライスゾーン 2)[飯碗,湯呑み,皿,鉢,急須]のグレード別プライスゾーンCHAPTER3 大・中・小分類を決める 1)A案:アイテムを重視 2)B案:グレードと単品・コーディネートを重視 3)C案:B案にキャラクターを加えるCHAPTER4 分類別売上予算CHAPTER5 アイテム別型数 1)単品のアイテム別型数 1.アイテム別什器台数を決める 2.商品1点のスペースを決める 3.アイテム別展開数を算出 4.アイテム別型数を決める 2)コーディネートのアイテム別型数 1.大分類「コーディネート」の中分類「有田焼」のアイテム別売上 2.大分類「コーディネート」の中分類「有田焼」のアイテム別展開数 3.大分類「コーディネート」の中分類「有田焼」のアイテム別棚段数 4.ベターとモデレートのネガティブスペースCHAPTER6 関心度別型数 1)飯碗の関心度別型数 2)湯呑の関心度別型数 3)皿の関心度別型数 4)鉢の関心度別型数 5)急須の関心度別型数CHAPTER7 プライス別型数 1)飯碗のプライス別型数 2)湯呑のプライス別型数 3)皿のプライス別型数 4)鉢のプライス別型数 5)急須のプライス別型数CHAPTER8 ターゲットと品揃えの整合性 1)グレードの整合性を単品の飯碗で確認する 2)グレードの整合性を単品の湯呑みで確認する 3)グレードの整合性を単品の皿で確認する 4)グレードの整合性を単品の鉢で確認する 5)グレードの整合性を単品の急須で確認するCHAPTER9 キャラクター性と売場作りの整合性CHAPTER10 バイヤーに不可欠な豊かな感性と科学的な思考とは 1)バイヤーには豊かな感性が必要 2)バイヤーには科学的な思考も不可欠 1.商品分類の決定は「科学」 2.データに基づいた需要の予測