**姉妹本「貿易実務の英単語」が発売されましたので、そちらもご利用ください。** 「社長、契約できそうです、海外と!」と営業マンが中小企業社長に報告したところから、この物語は始まります。 社長の会社にとっては、初めて海外取引です。しかも相手は見本市で名刺交換しただけの、外国語を話す人です。取引拡大に対する期待よりも、未知の出来事に不安が広がます。地元商工会議所の「海外取引、契約、貿易アドバイザー」に助けを求めて駆け込みます。 このアドバイザーが、社長に、貿易ルールを1つずつ説明する形の、軽い語り口で物語は進んでいきます。 本書を手に取って頂いた皆さまは、これから海外取引を始めようとしている方や、既に貿易実務に携わっている方、または貿易実務関係の資格取得を目指している方かと思います。 本書では、図を多用して、貿易とはどのような流れで動いているのかを丁寧に説明しています。「ああ、あの書類はこのように関係者の手を渡って、最終的にどこに届くのか」「あの手続きは、そういう意味(目的)があったのか」というようなことが、良く分かります。 よって、初めての方はもちろん、実務に関わっている方でも中には「書類の書き方は分かるけど、全体像がよく分からない」という方には最適です。 また、覚えづらい項目に関しては、有名な曲の替え歌で、簡単に覚えてしまいます。この方法で覚えてしまえば、まず忘れる心配はありません。 その上で、細かい条件、よく間違って理解されている内容に関して説明し、簡単に正しい理解が得られるように工夫されています。 資格試験対策としては、本書は試験の全ての範囲をカバーしてはいません。しかし、試験勉強を始める「初めの一歩」に本書を選んで頂ければ、その後の勉強がぐっとはかどること間違いなしです。 <目次>01.「社長、契約できそうです、海外と!」から始まる物語 02.輸出入の手順の流れ(L/C取引と、為替手形)03.4大船積書類04.為替予約05.インコタームズって何?06.歌って覚えるインコタームズ2010!07.インコタームズは何に関して規定しているか08.インコタームズ一覧09.貨物海上保険10.貨物に損害があった時の、保険金請求手続きの流れ11.通関手続き・船積み手続き12.輸出入が禁止のもの、規制されているもの13.関税の計算方法14.物語の終わりに<著者紹介> 外資系メジャー企業に長年勤務。調達・貿易部門部門をメインに、役員戦略秘書室、プロジェクト室などを歴任。米国本社や海外取引先へのプレゼン、交渉、関係維持の中で英語を磨く。実践に裏打ちされた著書は、実務的で勉強効率も良いとファンが多い。他の著書: 「貿易実務の英単語 実務も検定対策もバッチリ!」 「英文契約書の英単語」 「図で理解・歌で覚える 貿易実務」ABC順の単語帳では覚えられない方へ シリーズ 「しごとの英語 基本の即戦力英単語」(初級~中級レベル) 「中級脱出の英単語」(中級~上級前半レベル) 「英語で働く人の上級英単語」(上級レベル) 「理系・技術系の英単語」その他 「プロジェクトマネジメント手法」 「日商簿記3級 歌って覚えて、笑って合格」